Sifam メーターについて
最近いろいろ研究というか勉強をしております。
今回はSifamメーターについての記事です。
SifamのVUは2種類存在します。
1つはRシリーズというもので昔の4000とかに使用されていました。
もう1つはALシリーズでこちらは今のSSLやその他のスタンダードになっています。ベゼルやパネルは違えどRNDなどイギリス系はSifam ALではと思っています。
Rシリーズは大きさ違いでR14、R22、R32、R42?などがあり4000のchにはR22、バスコンプにはR14のPPMが使われていました。ALシリーズもAL19、AL29、AL39などあります。R14がAL19、R22がAL29にあたります。
このRとALの違いは価格です(笑)
R22はもう新品で販売されているのを見たことがない(NOSを除いて)ですがR32は1つ1万5千円します。ステレオのVUメーターを作ろうとするとケースとメーターだけで5万円するわけです。
AL39は8,000円ですので倍ほど違います。
RシリーズはVUメーターとして売り出されていたと思いますがALシリーズはAudio Level Presentorと書かれています。Rシリーズは針を動かすコイルが大きいのですが、ALシリーズはふた周りほど小さく、針もRシリーズはまさに針っぽく先に行くほど尖っていますが、ALシリーズは円柱の棒状です。
ちなみに過去に比較動画を撮って見ました。
動画の左はAL29の手持ちがなくNISSEIという会社のものですがALシリーズと似ています。
VUは速度について「0VUを入れた時に0.3secで0VUを指す」など色々規定があるのですが速度についてはあまり違いがないように感じます。ただコイルと針の違いから、スピーカー等で言うところのダンピングファクターというか制動性がかなり違うように感じます。
Rシリーズは信号を入れると0VUでピッタリ止まりますが、ALシリーズは速度こそほぼ同じですが0VU周辺で暴れて止まります。ここが4000等の卓で見慣れている自分としてはまだまだ慣れない感はある部分ではと思います。
シリーズ内でも大きさの違いで差があるようで速度のみを比較すると一番小さなAL19が一番VUの規格に近いようです。大きくなるにつれ針が重くなるのかAL39は遅くなっていきますね。Rシリーズの資料はありませんが同様かもしれません。コイルが大きいのでこれほど差はないと思いますが。
ご自分の見慣れているVUがありましたらシビアに見るなら大きさも含めてそれを購入するのがいいのかもしれませんね。
ちなみにPPMはPeak Programme MeterですのでPPMメーターというのは頭痛が痛い的な感じになります。