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Eagle CAD TIPS1



今回はEagle CAD TIPSと題して普段PCBの設計で使用しているCAD SOFTのEagleについてTIPS(コツ)を書いていこうと思います。カテゴリーもEagle専用のものを追加しました!

かなりニッチな分野でほぼ自分の備忘録として書きますので興味ない方は飛ばしてください。
不定期で更新しますが徐々に内容が薄くなるかと思います(笑)

Eagleは年に4万円払っています。元を取るために基板はもちろん板金屋さんに出す用の3面図、フロントパネル加工用の平面図、設計などもこれでやっています。あとSNS用の説明画像などもこれでつくります。結構便利です。

さて今回は普段Eagleで設定しているショートカットについて書いていきます。
ショートカットはMACを想定しています。

Eagleではショートカットを決めることができます。Protoolsなど他のソフトと似せた仕様にして自分の使いやすさを上げています。

ショートカットは基板を書くBRD、回路図を書くSCH、部品のLBRの3種類ありますがほぼ同じなのでBRDについて書きます。

Cmd+C Copy
Cmd+D Delete
F1 Grid; (Grid On/OFF)
F2 Window fit
Cmd+G Group
Cmd+I Info
Cmd+M Move
Cmd+R Route
Ctrl+R Ratsnest
Ctrl+V Value
Ctrl+I grid inch 0.05 alt inch 0.025 ;
Ctrl+M grid mm 1 alt mm 0.5 ;

こんな感じに設定しています。

Ctrl+I、Ctrl+Mはグリッドをミリとインチで切り替えるショートカットです。
Eagleはmic,mm,mil,inchの4つの単位が使えますがmic,milはほぼ使わないのでinchとmmの切り替えを設定しています。指定の仕方は

grid (単位記号) (グリッド幅) (multiple幅) alt (単位記号) (グリッド幅) ;

となります。multipleやalt以降は必要ない場合は省略可能で、現状multipleは省いています。
これにより切り替えがスムーズにできます。
altはmacではoptionを押した時に細かく動いてくれる値でgrid幅の1/2や1/4、1/10とかに設定します。

またOS側で
Swtich to schematic
Switch to board
をCmd+=に設定しています。Protoolsのmixer,track画面切り替えと同じです。
そしてトラックボールの右下をこのCmd+=にしています。
これでボタン一つで回路図とPCBを行き来できます。
当方は回路図とPCBを同時に作っていく派ですのでこれは便利です。

Cmd+SのSaveなどは最初から登録されています。

History of recording gear



History of recording gearと題して今回は有名なレコーディング機材の年表をまとめて見ました。
自分用でもあります。
追加希望のものがあればコメント下さい。または情報がありましたらソースを添えてコメント下さい。
一応1970年あたり〜現状までとしていますが書き換えやすいように画像ではなくテキストにしていますので60年代やそれ以前もまた気が向いたら追加します。

             
SSLNEVEOther
1959Fairchild 660/670
------------
1960Neumann U67
1961Neve設立
1967TG12345
1969SSL設立
------------
19701073/1066/336091176 Rev.C
1971API 550A
19731176 Rev.D.E.F
19741081
19764000B
1978NS10M
------------
1980SL 4000E
1985Focusrite設立110
1986V1U87 Ai/Lexicon 480L
1987V3NS10M Pro/Studio
1988VR
1989SL 4000GSONY 3348/CD900ST
------------
1990
1991VR LegendProtools 1
1994SL 9000JAMEK 9098
1997Protools 24
------------
20001176 Re-Issue
200188R
2002XL 9000KProtools HD
2004AWS900
2005RND設立 Portico
2006Duality
20081176 AE/TLM67
------------
2010
2011Protools HDX
 

スライダックを買いました。



2020/03/17追記

スライダックを買いました。ヤフオクで送料入れても3,000円くらいでした。周辺のケーブルはついてませんので自作します。

Slidac.jpeg 

以前から持っておかないとと思っていましたが、この年末年始に知り合いの某有名ガレージメーカーさんを数社回る機会がありましてそこでスライダックの話になり購入に至りました。

ガレージメーカーさんは皆さんご存知のところで、いろいろと相談させていただきました。ご近所さんなのです。そういう意味ではやはり兵庫出身の自分としては東京は便利だなと思います。

スライダックとは

 

スライダックというものをご存知ない方がいらっしゃると思いますのでここで触れておきます。
PAさんではおなじみではないでしょうか。

スライダックはイメージ的には電源トランスの昇圧、降圧を連続してできる機材です。
今回購入したものは商用電源100Vを0〜130V程度に可変させることができます。

PAさんの現場では100Vが下回った時に機器を安定して動作させるために100Vまで上げる用途などで使用されます。メーカーや仕様により200V入力などあります。

「スライダック」というのは東芝の商標で今はやってませんので山菱の「ボルトスライダー」や東京理工舎の「スライドトランス」というのが現行になるかと思います。エレクトーン的な感じですね。

今回購入したものは山菱製です。これで例えば電圧が95Vに落ちた時や117Vの機材時に120Vを入れた場合などいろんな電圧を想定した機材設計が楽にできます。これまでは機材内部の電源トランスを変えていました。先日購入した電圧、電流計と組み合わせるといい感じになります。

電圧を可変するものは可変抵抗やトランス、モーターコントローラー内部のトライアックなどがあります。可変抵抗は昇圧はできず、抵抗器で電圧を降下させるのみです。そのため1Aで30V落とすと約30W熱が発生します。電子部品などの可変抵抗であれば一発で燃えます。

トライアックは100Vの波形の位相を変化させて電圧を変えているので発熱は少ないですがオーディオ機器には使えません。うちにある自作のモーターコントローラーはボール盤やディスクグラインダーなどの速度調整に使用しています。

スライダックはトランスの仕組みでトランスのコイル上を動いて電圧を変えているので昇圧と降圧どちらも可能です。昇圧トランスと降圧トランスがくっついたような感じです。電圧、電流を変換しているので熱も出にくいですし波形も変化しづらいです。

117Vの機器を動かす昇圧トランスの代わりに使ってもいいですが100W、300Wくらいからしかないのと、あまりちゃんとしたシールドがされていないので磁場を撒き散らすと思います。入出力がトランスの機器や内部がハイインピの機器を使用する際は十分に離してください(笑)

使い方

使い方は非常に簡単です。新品で購入された場合は説明書をご覧になった方がいいと思いますが、入力の端子に100VのVVFケーブルなどを接続し、コンセントへ。

出力のアウトレット端子には接続したい機材の電源ケーブルを差し込みあとは電圧を見ながらつまみを回していくだけです。

今回のものは300VAですが意外と小さく重さも3kg以下です。2Lペットボトル1,5個分ですかね。

安定化はされていないのと昇圧トランスのように100V→117Vと良くも悪くも固定されていないので、電圧計がついていないものはテスターがあったほうがいいです。入力が100Vから前後すると出力も前後します。
今年は測定器系にも投資を増やしたいと思っていますのでこちらでも触れていきます。

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