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[Stomp Line]始まります!



こんにちは!

以前から妄想していたのですがランチボックスでコンパクトエフェクターを再現したら面白いんじゃないかと思い実現に向けて開発中です。

コンパクトエフェクターをそのまま使ってもいいのですが以下のようなことが懸念されます。

1、電源が9Vなのでレコーディングにはヘッドマージンがかなり低い可能性
2、主にギター用なのでレコーディングに使用するにはレンジが狭い可能性
3、アンバランス入力なので使いづらい

などなど。

最近時間に余裕が出てきたので[Stomp Line]と名前をつけて開発に挑戦してみようと思いました。

現状は4つご用意しました。価格は現状全て29,800円です。Shinya's Studioでは最安の位置です。
1、コンプレッサー
2、フェイザー
3、EQ

その他ランチボックスはどうしても本体を買わないと動きませんのでお持ちでない方にはネックになるかと思います。そこで同じ29,800円という超特価で3slotランチボックスも検討中です。
こちらは予算の都合上とStomp Lineということでスイッチング電源になる予定ですが、世界トップクラスの日本メーカーの電源を組み込みます。すでにメーカーの技術の方にいろいろ相談させていただきました。

ラインナップは現状4つですが、なにから開発しようか迷った末にtwitterでアンケートを取らせていただきました。その結果が下の写真です。

twitter_stomp_unkert.png 

なんと意外?にもEQが多い結果になりました!
そこで次に作るものが決定しました!フェイザーです!(笑)
Phaser90 v3 
あまのじゃくですみません、、、ただ理由はちゃんとあります。理由はこちらです。

まず今回の前提はコンパクトエフェクターをランチボックス化するということでした。
それでコンパクトエフェクターでEQというのはあまりこれといったものがなく分散したよう印象でした。そこでギターのアンプヘッドなどについているトーンを検討したのですがクセが割と強くレコーディングでは使いづらいかなといった印象でした。コンパクトエフェクターでもいくつかあって検討しましたが回路が複雑になるため要検討とさせていただきました。

次にオーバードライブに関してですがこちらも候補がいくつかあり、このStomp Lineを考えたきっかけもこのオーバードライブでした。歪みは倍音が大きく関係するためプラグインよりもやはりアナログの方が個人的には好きです(簡単に比較はできませんが)。
ただ、コンパクトエフェクターのようなギター入出力?をつけようとしたのですが歪み具合は入力レベルに大きく影響受けるためレベル管理がシビアです。そこでこちらも次回へ回しました。

最後にコンプですが候補は現状あの赤いパキパキコンプで決まりです。こちらも理由はオーバードライブと同じでレベルによりスレッショルドが複雑になるためとフェイザーより回路が複雑なためです。

要するにフェイザーが今回の設計では一番簡単であっているんです(笑)
もう基板は設計が終わり発注も済ませました。製作に一番時間がかかるのは板金ですがvpr76などのケースを流用するため上手くいけばデモ機が今月中(2018/6)に完成します。例によって渋谷の楽器屋さんに展示いただく予定です!

名前はHEY 90です。毎度センスがなくてすみません(笑)元ネタは私が好きなドナルドフェイゲンがRhodesなどで使用しているコンパクトエフェクターです。型番の意味は分かる人には分かります。

1U76やBuscompなどを設計、製作し直した身としてはエフェクターはかなり楽です。
しかも電源は9Vからランチボックスの+16V/-16V(3,5倍以上!)なのでヘッドマージンがかなり上がり、レンジもレコーディング用に広くする予定です。レコーディングにもアナログのエフェクトかけたいですよね!

是非ご検討ください!ご注文お待ちしております。
http://store.shinya-s-studio.com/?word=stomp

もちろん他の機材もよろしくお願いします!

9000Jのメーター動きました。



前回のブログから1ヶ月が空いてしまいました。

今回は9000Jのメーターについて書きます。
実は9000Jのチャンネルストリップを購入した時にセットでフェーダーとメーターもついてきたんです。マクドナルドみたいですね(笑)

9000J_11.png 

今Webstoreで販売しているチャンネルストリップにはメーターはつきませんが個人的に動かして見たくなり色々調べて見ました。ちなみにメーター部分の資料は一切ありません、、、
メーターの回路には本家でプログラムされたICが色々載ってそうなので壊すと終わりです。
慎重に分解しながら基板を追ったりして電源ピンっぽいコネクタの配置を調べました。

コネクタは多分molexあたりの3.9mmピッチのやつでメス側はないので、調べるときはワニグチでやってましたが大量にワニグチが必要だったり間違ってショートすると嫌なのでメスコネクターを発注して待っていました。他にもコネクタに使う普段より太めのケーブルやテスト電源にさすためのバナナプラグなども一緒に発注しました。

4000のメーターはSifamのVUメーターかプラズマメーターだったかと思います。
9000の今回のものはLCDメーターというやつで液晶っぽいですがバックライトが光っていて決められたところだけ透けて表示されるという感じです。昔の車のおもちゃを思い出します。

IMG_4069.png 

今日部品が届いてテストして見ましたがすんなりと動きました。電源入れると最初光りますが45secほどディレイが入っているようでそのあとに全部立ち上がります。立ち上がると「あ、ご無沙汰しております」という感じです(笑)
最初はPPMモードでしたが他のコネクタのピンに電圧かけてロジックを切り替えるとVUモードで動きました。縦のVUは不思議です。Protoolsと同じですね。他にもピークホールド、リセット、オーバーロードやRec/Mixモードの表示とかできたかと思います。

ただそもそもこれをハードウェアで必要かと言われたらもうそうでもないかなと思います。それこそコンソールには必要だと思いますがVUメーターと違ってピークメーターは個人宅にはDAWのメーターでいいかなと思います。製品にするのにもケースや電源、8chインプットと必要ならばスルーアウトなど。お金もかかるのでお蔵入りかなと思います。製品として欲しい方はご相談ください。