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wavesをアップグレードしました!



こんにちはShinya's Studioです。

最近おかげさまで機材の受注が詰まっております。
コロナ需要でしょうか。みなさまありがとうございます!

板金の件もあり新規に受けづらい状況ではありますが、時間はありますのでブログの更新を増やせられたらと思っております。

さて、wavesのアップグレードをしました。2ヶ月前の8月にもアップグレードしましたが、ミックスも増えてきてプラグインを増やしたいのと給付金の関係もあり、またwavesのセールも影響してついにMercuryにしました。

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すでに8月にV11にしたHorizonなどいろいろ持っていたのでセールの40%OFFと含めて50,000円くらいでした。

MercuryはWavesの全部入りではなく他にSSL、Abbey Road、その他音源系が入っていません。

SSLはV9ですが持っています。Abbey Roadは単発で5個くらいありましたがあと7個くらい足りません。Mercuryにすることで2個プラグインをもらえるので足りないうちの2つをもらいました。

しかしもう何を持ってないか考えるのが面倒なのでAbbey Roadバンドルもアプグレしました。

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元はセール価格で103ドルでしたが、無料の2個をもらって77ドルまで下がりました。
無料のプラグインは29ドルが2個なのでちょっと損をした形ですが、他に持ってないプラグインはほぼないので仕方ないです(笑)

そしてAbbey Roadも77ドルなので無料で1つプラグインがもらえます。なにか無限の錬金術みたいになってますね、、

もうMercuryとSSLとAbbey Roadはゲットしたのであとはおそらく音源のみ、、

クラビかローズてきなやつが欲しいなぁと思ってます。
もらうならどれかオススメがありましたら教えてください!

他にもIKのTotal Maxのセール気になってます。というか買います。
あとはPAのサブスクとFabfilterのバンドルかな。。。

Autodesk Eagleが最大40%OFF!



AutodeskのEagleが最大40%OFFのセールをしています。


今回のセールは2020/10/16までです。備忘録でこちらに買いておきます。確か期間は1ヶ月だった気がします。

前回のセールが確か8月ごろで50%OFFだったので、今回のは見送ってまた年末までに50%OFFが来たら購入しようと思っています。

年間61,600円ですからね、、10%はかなり大きいです。以前の160㎠が2,200円/月を復活してくれればいいのですが。

中国の試作基板屋さんが10x10cm(100㎠)まで500円なのに、Eagleのフリーで設計できる範囲が80㎠まではさすがに厳しいです。。。

Avid HD Nativeのいろいろな不明点の答え合わせ



こんにちはShinya's Studioです。

Shinya's Studioは機材メーカーなのですが、中の人は一応レコーディングエンジニアなのでレコーディングやミックスももちろんしていますが、基本的にはスタジオでやっていたので自宅にはあまり機材がありませんでした。

しかし最近のいろいろな事情が絡んで来て家での作業が増えたのと補助金などもあって家での機材を揃えつつあります。

そのなかでオーディオインターフェースもある程度しっかりしたものを用意したいと思ってきました。
これまではMOTUの893mk3を10年近く使ってきましたが、そろそろ買い換えたいなと思っていました。

Shinya's Studioは機材メーカー。できればアナログの入出力が8ch以上でアナログ機材を「行って来い」させたい。ただ8chのしっかりしたAD/DAがついているI/Oはかなりお値段がする、、

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そこでHD Native Thunderbolt+192I/Oをまさかの2020年に自宅用に導入しました(笑)
192I/Oはもう10年以上前の機種。デジタル機材としてはアウトのような気がしますが、数年前まではレコーディングスタジオと言えばコレでした。192I/Oを否定してしまうと数年前のレコーディングスタジオを全て敵に回すことになります(笑)

今数十万円出せばもっといいものは手に入りますが192I/Oは前述の通り「信頼と実績」が他と全く違います(笑)

と言うわけで、お待たせしました不明点を箇条書きで答え合わせしたいと思います。

1、まずHD nativeとはなにか

まずHD nativeについて詳しくは調べていただきたいのですが、ThunderboltがついているMacでDigilink接続のインターフェースを動作させることができます。ProtoolsはUltimateで使用可能です。
動作はDSPを積んでいないのでCPU負荷になります。

HDXだとやはり導入コストが高いのと、PCIeなのでMacProを買うか、マグマ的なシャーシが必要になります。システムが大きくなりますね。。

HD nativeは定価13万円です。中古で89,800円くらいであればいいなと思っていたのですが、某楽器店で55,000円で買えました!いい買い物でした。ヤフオクではもう少しお得に買えるかもしれませんが保障という面ではちゃんとしたところで買ったほうが安心です。

2、I/Oは何が使えるか

I/OはAVID系だとHDIOやOMNIなどMini Digilinkが付いているものですが192I/Oも使えました!
今回導入するきっかけになったのも192I/Oが使えるかと言うことでした。

なぜ192I/Oを使うかと言うと前述の「信頼と実績」、あとは価格です。

192I/Oはヤフオクで買いましたが、出品者は日頃お世話になっている目黒の某ショップ(笑)
何かあっても安心です!HD nativeは再登録ができましたがこちらはできないと言うことを前提で送料入れて2万円弱で購入できました!

付いていたカードはADが1枚(8ch)、DAが2枚(16ch)、DDが1枚です(8ch)。
これだけで「アナログ行って来い」が8chできます。

I/Oは他にfocusrite、prism、apogeeなどいろいろ出ていると思います。

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3、ProtoolsはUltimateが必要か

HD nativeはHDシステムを動作させるためのものなのでUltimateがあるに越したことはないのですが、Ultimateも結構高い、、(笑)

しかしHDシステムとして使わないでCore audioのI/Oとして使えばいわゆる無印のProtoolsで使用可能です。メリットは192I/Oなどを使うことができると言う点。

protools firstは試してないのでわかりませんがおそらく使えると思います。

4、I/OなしでHD Native Thunderboltのヘッドホン端子だけで使えるか

これはAvidに聞きましたが無理だそうです。実際ダメでした。192I/Oをつなぐと使えました。出先でMBOX的な使い方ができるのかなと思っていましたがダメみたいですね。

ヘッドホンアウトがI/Oに影響しているということは192I/Oじゃなく他のI/Oをつなぐとヘッドホンアウトの音質も変わるのでしょうか?気になりますね。

5、Digilink I/Oライセンスは必要か?

まずDigilink I/Oライセンスについてですが、Ultimate環境でDigilink機器を使う場合「Digilink I/Oライセンス」と言うものが必要になってきます。私はこの機会に知りました、、

HDIOなどAvid製品を買うと付いてくるらしいのですが、サードパーティ製を買うと別途このライセンスが必要になるそうです。ちなみにこのライセンスはiLok管理ですが4万円もします(笑)

で、192I/Oには付いていないので本来は必要なのですが、前述の通りCoreAudioで使う場合こちらも不要になります。買わなくてよかったです、、

6、Protoolsは最新バージョンでも動くか

これはProtools 12以降192I/Oは怪しいのではと言う声もいただいたのですが、ひとまず現状で最新のProtools 2020で音を出すことはできました(笑)

メーカー的にサポートしているかは不明ですが何か不具合があればまた追記したいと思います。

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7、最低限必要なものは何か

つまり192I/Oから音を入出力する上で最低限必要なものはなんでしょうか。

○Thunderboltのついたmac(またはwindows?)
○HD native Thunderbolt
(Thundeboltケーブル、Mini Digilinkケーブルが付いてきます)
○192I/O
○Protools
○Digilink変換ケーブル(MiniDigilinkケーブルを192I/OのDigilinkにつなぐために変換が必要になります)
○D-subケーブル(192I/Oのアナログ入出力はキャノンではないのでD-subケーブルが必要です)

変換ケーブルは6,400円ほどですが、イケベさんポイントがあったので3,000円弱で購入できました!

D-subケーブルは買えば1万円くらいするのかな?自分で作ればとりあえず2ch出すだけなら2千円でできるかも。

MacやProtoolsは持っていたので今回購入したのはHD native、192I/O、変換ケーブルで合計8万円ほどでした。



まとめ

というわけでざっくりと導入時に気になった不明点を書いてみました。
もしI/Oを増設したい場合もまた2万円で192I/Oを買ってI/O同士をつなぐDigilinkケーブルやBNCケーブルなど追加すればいいだけなのでかなりコスパはいいと思います(笑)

今回はまずMac book air2012で試してみましたが、実際はMac mini 2012で使う予定です。
8年前のモデルですが、Corei7のクアッドコア2,6GHz、メモリ16GB、SSD 500GBの割と全部盛り+High Sierraにしているのでまだ戦える気がします。

他にも疑問点があればどこかにコメントください。

何かあっても責任は取れませんがHD nativeと192I/Oオススメです。MOTU 896mk3から192I/Oに変えてやはり聞きなれた音になりました(笑)

ちなみに24インチのメインディスプレイをThunderbolt経由のDVI、23インチのサブディスプレイをHDMIで表示させていたので今メインディスプレイが映りません(笑)
HD native ThunderboltにThunderboltのパラがあればよかったのですが。。

ひとまずHDMI-DVIケーブルを買ってサブディスプレイはUSB3,0とかで動かそうと思います。

ではでは。

Plugin Alliance MC77のオススメの使い方



こんにちは。1176系プラグイン研究家のShinya's Studioです(笑)

今日はPlugin Alliance Purple Audio MC77のオススメの使い方をご紹介したいと思います。

普通1176系は信号を入力しインプットを上げていっていい具合にかかったところでアウトを調整するという使い方になると思いますが、それをPlugin Alliance のMC77でやると画像のようになってしまいます。

MC77-1.png

これは1kHzの-16dBFSを入力しインプットをかかる寸前まで上げていき、アウトを-16dBFSになるようにつまみを調整した時の設定です。

アウトプットがかなり絞られた状態で違和感を感じます。

しかしこのMC77にはHEADROOMというつまみがあります。これがいわゆるスレッショルドになるのだと思います。

そこでオススメの手順としては下記になります。

1、inputを「36」にする。

2、アタック、リリース、レシオ、S.C.HPFなどをざっくり決める。

3、ヘッドルームでかかり具合を調整する

4、アウトのボリュームを調整する。

そうすると下記の画像ような状態になります。

MC77-2.png

-16dBFSを入力するとかなりみなれた状態になりました!
HEADROOMは-10dB付近になりましたので今後決め打ちでもいいかもしれません。

トラックの音量によっては各所調整する必要があると思います。

MC77はハードウェアのメンテをしたことがありますが、基本的にはRev.Dと回路は同じなのですが、このプラグインは少しクセが強いように思います。歌とかに使うのは難しいような。。。

クセを出すにはいいかもしれないです!

1176系のプラグイン比較



1176系のプラグインはこれまでProtoolsに付属のBF76を使っていたのですが、Protools10になってくらいからグッと来ることがなくなって使うのをやめてしまいました。

そこから1176系のプラグインを探す旅が始まったのですが、いまだにいいものに出会っていません、、

そこで今回は今、手元の起動ディスクにインストールされている76系の周波数特性をwaves Q-clone/captureで測って見ました。

Q-clone/captureはサンプリングレート96kHzまで対応していますが見た目は20kHzくらいまでしか見られません。最近V11にしましたがそれは変わらずでした。そこまで需要はないのかな。。。

それでは早速行って見ます。

Bomb Factory / BF76
まずはProtoolsに付属のBomb factory BF76です。
76_BF.png

測定したセッティングを下に載せています。コンプはかかっていない状態です。スルーのレベルを0dBに合わせた以外は立ち上げたままの状態です。

上も下もかなり落ちていますね、、、1176のハードウェアをいくつも見てきた私としてはここまでひどくないと思うのですが、、、少なくても上は50kHzまでは伸びています。

以前(違和感を感じる前なのでProtools9か8?)も測定したことがありますがローはフラットだったように思います。ハイもここまで削れてなかったと思うのですが、、
以前の環境を見て見たい、、、

ハイファイなサウンドには合わなそうです。。

Waves / CLA76 Blacky

次はWavesの黒です。

76_CLA_D.png

1U76と同じくRev.Dをベースにしていると思います。

ほぼフラットですが上はちょっと落ちかけているのかな?

Waves / CLA-76 Bluey

次はWavesのRev.Aベースかなと。

76_CLA_A.png

こちらはBF76と同じくハイが落ちていますが、こちらの方が落ちる周波数は高めでカーブは鋭角ですね。12dB/octくらいでしょうか。

wavesは針の動きが速くてキモいです。あと立ち上げた時の設定がセンスがないです。
あとたまにバグるので個人的にはあまり使いたくないです、、、

Arturia / COMP FET-76

つぎはArturia 76です。

76_Art.png

76の中でも良さげな印象でしたがこちらもハイが落ちてますね、、
最初からインとアウトのつまみが連動するのはトリッキーです。
立ち上げた時にインが絞りきりでアウトがフルテンなのはビビりますねw


Black Rooster Audio / VLA-FET

BRAの76です。

76_BRA.png

こちらは上下が軽く落ちています。つまみの位置が変わっていてハードウェアに慣れている身としてはちょっと苦手でした。レシオの位置も逆です、、、

見た目がそんなに好きじゃない、、

Plugin Alliance / Purple Audio MC77

最後がPAのMC77です。

76_PA.png

モデルにしているものが違うということもありますが、上は綺麗に伸びています。下は1dBほど下がっていますが、コンプは叩くとローが出て来るので誤差かなと思います。

これもつまみの位置が変わっていますが良さそうではあります。

ということで

ざっくり比較して見ました。

ハードウェアの場合は可聴帯域の周波数特性はほぼフラットなので100kHzくらいまで測定してようやく違いが出てきます。他にも位相や歪率などを見ますが、プラグインの場合はサンプリングレート48kHzだと20kちょっとで切れてしまうので可聴帯域である程度個性を出そうとするのかもしれないですね。

可聴帯域の測定だけで結構違いが見て取れますね。

今UADが手元にないので機会があれば合わせて比較したいと思います。他にもオススメの76系があれば教えてください!

現状だと
ツマミの位置、使いやすさでいうとBF76、
ハイファイな音楽にはMC77、
その他音質は好みでという感じです。

BF76がグッとくれば針の動き、つまみの位置、見た目、動作の軽さ、互換性どれを取っても最強だと思うのですが。。。
ハイファイな音楽をやろうとするとBF76の後にEQでハイを補いつつ、ちょっと歪みを足すといいかもしれないですね!

音に関しては比較しているYoutubeを発見したのでリンクを貼っておきます。


ちなみにPlugin AllianceのPurple MC77はオススメの使い方ができたので、需要があれば近いうちにこちらで書きます!

ではでは。